ISIT Index
ISIT技術セミナー Index
第2回 ISIT技術セミナー
■日 時
平成9年2月28日(金)13:30〜17:30

■会 場
福岡 SRP センタービル 2階 SRP ホール

■テーマ
「ビジュアルコンピューティングの進化」

■趣 旨
 映画・TV・ゲーム等の世界で広く使われているCG(コンピュータグラフィックス)技術は、今やマルチメディア社会では不可欠な手法となりつつあります。
 その応用分野は広く、3次元CGの登場により家庭から宇宙まで現実の世界そのままをコンピュータ上に自由に描く「ビジュアルコンピューティング」は映像の世界をさらに大きく変えようとしています。
 S.スピルバーグ監督の映画「ジュラシック・パーク」では、この分野で最先端にあるシリコングラフィックス社のCG技術が駆使され、大ヒットしました。現在は「ジュラシック・パーク2」を制作中です。
 シリコングラフィックス社は、創設者であるジム・クラーク(現在ネットスケープ社会長)が業界にさきがけて開発したグラフィックス技術を基盤に急成長し、最近はスーパーコンピューティングの最先端技術を誇るクレイ・リサーチ社を吸収合併して、日本における日本シリコングラフィックス・クレイ(株)が誕生しました。ビジュアルコンピューティングとスーパーコンピューティングが融合した世界最高速ビジュアルスーパーコンピュータ(Onyx2 InfiniteReality)は、よりリアルタイムな3次元映像の世界を発展させていくものと期待されています。
 本セミナーでは、200インチプロジェクターを使って、最新CG技術によるデモを交えながら、ビジュアルコンピューティングの基盤技術および利用方法についてご紹介しました。

■講 師
日本シリコングラフィックス・クレイ(株) エンジニアリング・マネージャー
須田 進 氏

エイリアス・ウェーブフロント(株) 技術コンサルタント
ロバート ブランディス

■講師プロフィール
(1) 須田 進(SUDA Susumu) 氏

・現職 日本シリコングラフィックス・クレイ株式会社
    イーストアジア・テクノロジー・ネットワーク
    エンジニアリング・マネージャー

1978年 早稲田大学理工学部電子通信学科卒業
      日本IBM(株)に入社。
1989年 米国ハーバード大学大学院コンピュータ・デザイン修士課程を修了。
1995年 日本シリコングラフィックス(株) に入社、現職へ。

現在、ボリュームレンダリング、ビジュアルスーパーコンピューティング、バーチャルリアリティ、次世代ビジュアルインターフェースなどビジュアライゼーション・テクノロジー全般の応用をサポートしている。

(2) ロバート ブランディス(Robert BRANDYS) 氏

・現職 エイリアス・ウェーブフロント株式会社
    技術コンサルタント

※エイリアス・ウェーブフロント社はシリコングラフィックス社のソフト面でのアプリケーションパートナーです。

1968年 スイス・ローザンヌ生まれ。
      スイス Art Center College of Design(インダストリアルデザイン)
      および University Neuchatel(コンピューティング)を卒業。
1993年 スイス S.M.H.社に入社
      Aliasソフトウェアを用いた時計のデザインに従事。
1995年 来日、エイリアス・リサーチ(株)に入社。
      同年7月より現職。
現在、自動車デザインはじめAliasソフトに関する工業デザイン全般にわたる技術コンサルタントを行っている。担当エリアは広く、韓国・台湾などアジア・パシフィック地域で活躍中。

■内 容
(1)「ビジュアルコンピューティングの世界」 13:30〜15:30
  日本シリコングラフィックス・クレイ(株) 須田 進 氏
 ビジュアライゼーションの意義は、大量かつ複雑な情報を、我々の五感の7割以上を占めると言われる視覚平面にマッピングすることにより、人間の高度に発達した直感力を最大限に活用するところにあります。そのためには、我々が日々暮している3次元世界への優れたメタファーおよびインターフェースを提供することが課題となります。
   本講演では、これらを支えるコア・テクノロジー、つまりハードウェア/ソフトウェア・グラフィックス技術およびヒューマン・インターフェース技術の現状と動向を紹介し、ビジュアル・コンピューティング世界の将来について実例を交えながら提言しました。

(2)「CG基本技術の応用」          15:45〜17:00
  エイリアス・ウェーブフロント(株) ロバート ブランディス 氏
 製造業におけるイントラネットの活用は世界規模で拡大しています。特に、コンセプトデザインの段階よりデジタルツールを用いた場合、その活用範囲はさらに拡がり、デザイナー → エンジニア → 製造ライン → マーケティング・営業など のようなコミュニケーションの円滑化をもたらします。最新CGによるデザインプロセスのデモを交えながら、デジタル資産の活用事例を紹介しました。

(3)質疑応答                17:00〜17:30

■参加者 128名

■主 催 (財)九州システム情報技術研究所(ISIT)