ISEE SUMMER SEMINAR 2009 (九州大学公開講座先端サマーセミナー)

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###	参加報告:ISEE SUMMER SEMINAR 2009			 	###
###            (九州大学公開講座先端サマーセミナー)			###

【会議名】公開講座先端サマーセミナー
【日時】2009年9月4日(水)10:00−17:40
【場所】九州大学伊都キャンパス ウエスト2号館2階ホール
【URL】https://sougou.isee.kyushu-u.ac.jp/sougou/unibbs/view/bbsv-view-article.php?bbs_id=11&art_id=1051
【主催】九州大学大学院システム情報科学研究院
【報告者】江藤研究員


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1]講演者:
	(財)福岡県産業・科学技術振興財団 知的クラスター戦略本部
	副事業総括 力武 知嗣
	九州大学 古川 浩 准教授
	ふくおかIST 知的クラスター創成事業 研究員 井上 聡志
	九州大学 川邊 武俊 教授
	九州大学 藤崎 清孝 准教授
	九州大学 岡田 義広 准教授
	九州大学産学連携センター 中島 寛 教授
	九州大学 浅野 種正 教授
	九州大学 都甲 潔 教授
 司会進行:九州大学 松山教授
  参加者:50名超(学生、一般)

2]資料:
	大学院システム情報科学府
	先端サマーセミナー 2009(社会人博士課程スクーリング)
	講演概要集

3]内容:	*Q&A:江藤分のみ
  1) 開会の挨拶	(都甲教授)

 2) 10:05〜10:35
     福岡地域における知的クラスター創成事業の取り組み
     (財)福岡県産業・科学技術振興財団 知的クラスター戦略本部
   副事業総括 力武 知嗣

     a)シリコン・シーベルト(SSB)福岡プロジェクトについて
	-県内の半導体・自動車の産業集積のポテンシャルを活用
	-東アジア(福岡,九州,韓国,上海,台湾,香港,シンガポール等)
     のSSB地帯の核となるシステムLSI開発拠点の構築構想
	-SSB地帯:世界最大市場(60%),世界最大生産力(50%),技術者供給
         ->世界をリードする先端半導体開発拠点の形成
     b)SSBにおける研究開発 知的クラスター創成事業(第U期)
        -システムLSIの基盤技術、アプリケーション、LSI実装技術
	 の各重点戦略分野における先端的システムLSIの研究開発・事業化を推進
        -実証実験を核とした研究開発
	-車載組込みソフトウェア向け状態遷移表モデル
	 検査技術の研究開発 九大)福田晃教授
	-MIMO−MESHポイントの研究開発(関係府省連携枠、
	 産業クラスター計画との連携)九大)古川浩准教授
	-放送通信融合時代の次世代共通社会情報基盤構築
         九大)藤崎清孝准教授
	-環境負荷低減・渋滞回避・省燃料型自動車のエンジン制御
         ・走行制御システムの研究開発 早大)平澤宏太郎教授
	-安全・安心のためのバイオエレクトロニクス技術の
     研究開発とセンシングLSI化 九大)都甲潔教授
	-異種機能集積システムLSIを牽引するマイクロ
         接合技術の研究開発 九大)浅野種正教授
	-カーエレクトロニクス用高機能Siデバイス創成
     のための基盤技術研究開発 九大産学連携C)中島寛教授
     c)計画
	-首都圏や海外に行かずとも、ここ(福岡・九州)で
     世界に向けた仕事が可能、が目標。
         現状:50-60%, 2,3年後:80%目標, さらに・・・
 [所感]
 (1)  事業名は既知であったが、5年間(H19-23),事業費:総額80億円,24テーマ、
      参加期間:延べ122機関、参加研究者:380名の大プロジェクトと認識。
   通信関連の、"MIMO-MESHポイントに興味を感じた。


 3) 10:35〜11:05
     Open4G〜コンテンツ市場の拡大を促進させる
     新しいアクセス網の形 古川 浩 准教授
     a)ブロードバンドは高級サービス
	-個人負担の通信料: 5000円/月
	-高額の通信料負担がコンテンツ支出負担のネック
     b)Open4G
	-コンテンツ産業の活性化を促進
	-通行無料:0円に近い通信料
	-端末自由:キャリア非依存
	-手続き不要:登録、即利用可能
     c)Open4G実現の課題
	-インフラ敷設コストの低減
	-ex.無線LAN AP敷設費用=25万円(内、交渉代10万、敷設代10万)
	 ->セル半径 400m, 半径25mのAP 
           25万 * (400/25)^2 = 6400万円
	-ネット配線、設置によるインフラ構築
         ->PicoMESH
     d)PicoMesh
	-インフラ敷設コストを劇的に低減可能な
     次世代無線ブロードバンドインフラ
        -設置だけでWiFi空間を形成
    -10段以上の多段無線中継が可能
        -全てPCパーツの使用によるハード低廉化(5000円?)
        -実証実験を重ね、Open4Gの実現へ
   Q.使用周波数は?
     A.5.2G帯(フリー)を使用している。
   Q.アクセス系が低コストは理解。基幹NWの設備投資や維持費用は?
     A.コンテンツプロバイダとキャリアが連携を想定。現状、ユーザ
       直接負担分をコンテンツプロバイダがキャリアへ支払う。
     Q.使用プロトコルは?
     A.独自。2.5層レベル。但し、無線系の枯れた技術をベース。
     Q(一般):都市部は良いが、郊外での構築は困難では?
     A:APは衛星,FOMA,長距離中継装置でも構わない。
 [所感]
 (2)  WiFiやWiMAX等のサービスもあるが、技術アプローチからではなく、
      負担費用軽減のユーザ視点からのアプローチが面白い。
      中国の有人ロケットではないが、既存技術を活用し目的実現の
   スタンスが現実的。実験やフィールドトライアルの広がりと
   スピード、実績作りがキーと考える。

 4) 11:05〜11:35
     知的クラスタープロジェクトの発展型の事例として
     ふくおかIST 知的クラスター創成事業 研究員 井上 聡志
     a)経歴、経験からのキャリア形成への提言
	-社会人経験の必要性(可能ならば大企業?)
     ->日本:有:大企業->ベンチャー、無:ベンチャー->大企業
	-ビジネススクール(シリコンバレーへも)
	 ->メンバとの出会い、人的ネットワーク
	-NEDO、ふくおかIST
	-PicoCELA椛n業
     ->MIMO-MESHポイントプロジェクトの機器メーカ(ファブレス)
 [所感]
 (3)  30代前半の若さで、開発者、ベンチャー支援、企業経営の
   経歴に世代的な変化や強さを感じた。人的ネットワークと経験の幅
   の重要性が伝わってきた。参加者の多くは学生であったが、特に質問
   が無かったのは意外(留学生が多かった為か?)。


 5) 11:35〜12:25
     エコロジカルドライビングのための運転支援システム
     川邊 武俊 教授
     a)自動車の電動化・情報化
     b)自動運転から運転支援へ
	-システム失陥で起こる事故の責任所在の問題が未解決
	-運転支援を経て自動運転へ進むように方向転換
     c)制御工学からアプローチする運転支援システム
	-交通流の考慮
	-最適性に基づく情報の圧縮と加工
	-最適制御問題
     d)最適経路
	-車線変更
	-追越し
        -実験:最適経路、かつ、人が運転するような動き
     e)エコドライビング
	-空気抵抗係数:車間距離の2乗に比例
	 ->車間距離短の方がエコドライブ
 [所感]
 (4)  自動運転は可能だが、事故時の保証等を考慮すると、社会的制度的に受入れ
   られていない、という技術以外の視点の必要性が印象に残った。運転支援や
   エコドライビングにおいても、自動運転とわからない人によるような運転等
      人間工学or心理学との連携も必要、と理解した。


 6) 13:25〜14:20
     放送通信融合時代の次世代共通社会情報基盤構築
     藤崎 清孝 准教授
     a) プロジェクト計画に至る経緯
	-九大(全学ICカード導入推進プロジェクト)
	-21世紀COE(システム情報科学での社会基盤システム形成)
	-放送融合時代の次世代共通社会情報基盤構築
     放送通信融合の研究ポテンシャル + 社会基盤の研究ポテンシャル
	-社会情報基盤研究とデータ放送研究の実績から生まれたプロジェクト
     b) プロジェクト計画の背景
	-セキュアでメモリ容量大の媒体出現
	-ブロードバンドの普及
	-TVの地上波デジタル移行
		↓
	-新環境に適した社会経済基盤への期待
		↓
	-既存ビジネスモデルの変革と新ビジネスモデル創出
     c) プロジェクトでめざすe-World
	-福岡、九州に次世代技術の創出拠点を作るe-Worldプロジェクト
     d) e-Worldの社会構造
	-共通プラットフォーム -社会情報基盤-
		-権利権限管理システム(MIND)
		-放送通信融合NW
     e) 研究概要
     f) 共通基盤が目指す成果のイメージ
	-一般ビジネスモデル +  教育ビジネスモデル
     g) 最終的な目標
	-放送通信融合時代のコアネットワーク技術・関連デバイス技術及び
	 その応用技術の開発
	-放送通信融合時代に適した価値流通の実現
	-維持費確保可能な共通基盤モデルの実現 etc.
	-情報家電NW時代の新しいビジネスモデル創出
	 etc.
     h) プロジェクトの特色と他プロジェクトとの関係
     i) 当プロジェクトの強み(意義)
	-ニーズアプローチによる技術開発
	-積極的な外部資金の獲得
	-文理融合による大学総合力を活用したフィードバック環境
	-ニーズをとらえた開発・実用化(LSI要求仕様)
     j) 技術シースの新規制・優位性
     k) 研究概要(全体像)
	-人間生活の多面性を社会情報基盤で補完
	-次世代技術開発は、次世代インフラの中でしか生まれない
	-安心安全で便利な仕組が不可欠
	 -MIID管理システム、各種デバイス、デジタル放送網と通信網の活用
		->九大 Try&Errorが可能な実証実験環境を整備
     l) コア技術
	-1:社会情報基盤のコア技術VRICS
		Value and Rights Cricuation contorl System
		ID管理モデル
		フラットモデル:
		セクトラルモデル:
		???モデル:
	-2:放送通信融合微弱電波 配信技術 -次世代環境技術-
		:
   Q.実証実験ならではのフィードバック成果は?
     A.読み取りカードの斜め化に対する防止(面斜めだとユーザも斜めに置く)
    微弱電波の出力増強の必要性、法律変更の動き
    --- 以下はデモ展示にて、IST)渡邉研究員とのQ&A ---
   Q:放送距離が3mは短くないか?
     A:免許不要の周波数帯の為、法的規制がある。
       情報を求める特定ユーザ(コミュニティ、展示会場、商業施設etc.)
       を想定。ニーズ面からの法律改正を要望の動きもある。
 [所感]
 (5)  放送、のイメージからキャンパス内では簡単にワンセグ放送、と思ったが
      現状は数10cmから3mということで、実際の放送エリアは限定される。
   インフラとしては地域FMの映像版であり、若い世代や携帯ハードユーザ、
   特定ユーザの利便性から、新たな用途が広がる可能性を感じる。
   しかし、max3mでは制約されるので、10m前後の法改正が必要と考える。


 7) 14:21〜15:06
     3次元マルチメディアコンテンツの生成技術
     岡田 義広 准教授
     a)デジタルTV放送設備の導入経路
     b)デジタルTV放送設備スペック
    -出力:10mW
	-受信エリア:伊都キャンパス内(屋外主)
	-周波数:485.142857MHz 物理チャンネル15ch
     c)デジタルTV実験放送
    -08/8/8 大学説明会(オープンキャンパス)
	-08/11/1 伊都祭
	-09/4以降 常時デジタルTV放送(サークル紹介)
    -09/8/ 大学説明会(オープンキャンパス)
	-09/11/ 伊都祭
     d)デジタル放送コンテンツ例 
	-データ放送コンテンツによる広告ビジネス
     地域密着型広告、チラシ配信
	-データ放送によるコンテンツサービス
    -情報可視化及び情報家電制御
     e)教育用コンテンツ制作技術に関する研究
     f)デジタルTV放送に関する研究開発例
	-放送プログラム管理システム
	-ライブ放送システムの構築(学内外のLANを利用した動画像配信)
	-Web上のデータ放送コンテンツ作成環境
     (CMS:Contents management Systemの開発研究)
	-既存デジタルコンテンツ画像からのbmL自動生成に関する研究
	 (CSS:Cascading Style Sheets)の自動検出と再利用
	-デジタルTV放送動画像ファイリングシステムの開発
	-3次元CGを用いた番組制作基盤技術
 [所感]
 (6)  メディアコンテンツ生成技術は、XML等のWeb作成技術と類似性を
   感じた。既存コンテンツの再利用や一般ユーザでもコンテンツ作成
   できるような使いやすさが必要と感じた。


 8) 15:07〜15:50
     ポストスケーリング時代のULSI技術
     九州大学産学連携センター 中島 寛 教授
     a)世界半導体市場の成長
	-LSI市場 17%/年 半導体はIT産業の基盤技術でありつづける
	-PCの時代からポストPCの時代へ。
	-ポストPC:ブロードバンドインフラ、携帯端末、ロボット、、、
     b)ULSIの過去・現在・未来
	-3年で4倍の高密度化(Mooreの法則)
	-4^10=10^6 1970 1Kbit DRAM -> 2000 1Gbit DRAM
	-スケーリングに頼らない技術 ⇒ポストスケーリング
     c)ULSIの課題
	-ソースエンジニアリング
	-ゲートスタックエンジニアリング
	-チャネルエンジニアリング
	-Coxの増加、dkを小さく or εkを大きくすることが有効
     d) ULSIの戦略
     e) high-k ゲート絶縁膜の形成と評価
	-研究背景:ULSIの微細化、high-k絶縁膜に対する要求事項
	-背景&目的 (FY 2004 - 2005
     目的:1nm以下のEOTを有するhigh-k絶縁膜の生成
     f) TaN/high-kキャパシタ絵のC-V & I-V特性
    PMA処理した資料のXPS解析:Si 2p specura
     g) 酸化濃縮法によるGe-On-Insulator基盤の作成と機能評価 
	-絶縁膜上のGe薄mく生成
	-酸化濃縮法によるSiGe & Ge On insulator基盤の作成
        -高分解能断TEM
     h) 酸化濃縮過程で発生する欠席の挙動解明と制御
	-バックゲート SGOI-MOSFET作成プロセス
     i) まとめ
	-酸化濃縮過程で発生する欠陥の挙動を解明。
	-欠陥低減を目的に、FGAとAI-PDAの効果を調査。
 [所感]
 (7)  専門性が高く少々難しい内容であった。スケーリング技術の限界と
   ポストスケーリングの技術。基盤や薄膜生成のようにLSIの中でも
   理論や素材だけでなく様々な技術が使用必要とされていることが
   理解できた。


 9) 16:00〜16:47
     三次元LSI技術
     浅野 種正 教授
     a)"情報爆発"
	-インターネット内のRealTimeでの情報の流通量の推計
	-2006:637Gbps -> 2025:121Tbps 190倍(1.4倍/年)
	-これを全て半導体LSIが支える。その為には?
     b)情報爆発時代のCyber Space向けLSI
	-パワー(発熱)による制限
     LSIチップの消費電力=動的電力 f(1/2 ClVdd^2) + 動的電力
	-配線を伝搬する速度
     光の速度で1cmのチップの端から端まで 〜 30GHz
     c)"情報エンジン"の性能向上
     d)LSIの今後の発展 
	-縦軸:微細化=スケジューリング
	-横軸:機能の多様化
     f)LSIは3次元へ 
	-並列性			+
	-配線長の制限		+---3次元LSI
	-異種機能の混載		+
     g)シリコンチップの三次元化方法
	-3次元実装	:立体的実装
	-3次元LSI	:縦方向への信号伝達
     h)貫通ビア(TSV)形3次元積層LSI
     i)3次元集積回路の歴史と動向 
	-微細化(二次元)技術の革新->微細化の危機
	-三次元回路素子プロジェクト(1981-1990年)
     j)3次元集積回路のメリット 
	-高密度化
	-高速化
	-低電力化
	-多機能化
	-低コスト
     k)FPGAの3次元化の効果
	-FPGAにおける積層効果 FPGA:SRAMのオバケ 不揮発メモリ
     l)マイクロプロセッサの3次元化効果
	-Wire-length Distribution of 3-D IC
     m)貫通ビア型3次元積層LSIの鍵の技術 
	-マイクロバンプ/結合・・・接合技術を重視
     n)貫通ビアの形態と材料 
     o)ウェーハ薄型化問題
	-問題:割れやすい(∵薄い、結晶)
	-対策:先鋭マイクロバンプ (Compliant Bump)
     ピラミッド形バンプ、コーン形バンプ 
     p)多ピン接続機能
	-324000バンプまで接合
	 ->VGAレベルのピクセル接合を実現
     q)異種材料集積による新機能の創成
	-小型テラヘルツ光源 (東北大との共同研究)
     r)3次元LSIの九大版ロードマップ
	-第4世代:CMOS生き残り、ナノテクが入ると推測
	-第5世代:確率論的情報処理等、非ノイマン型コンピューティングのプラットフ
 [所感]
 (8)  先鋭マイクロバンプ は、博士課程学生の地道なデータ検証から気付き
      基礎研究の重要性を強調して紹介されていたことが印象的。
 (9) 半導体は以前の技術的優位性が薄れ、コモディティ化により、収益面から
   国内ベンダは縮小・再編で厳しい状況にある。しかし、全て他国に掌握されると
   レアメタルのようになる。国家貢献の面からも発展を期待したい。

 10) 16:47〜17:43
     安全・安心のためのバイオエレクトロニクスと
     センシングLSI化
   都甲 潔 教授
     a)バイオ融合エレクトロニクス
    -味覚センサ、匂いセンサ、食中毒・ウィルスセンサ
     b)世界に冠たる味覚センサと匂いセンサの成果
    -味覚センサ:世界初開発成功
    -匂いセンサ:世界初開発成功
    -味覚センサ、匂いセンサ、食中毒・ウィルスセンサ
     c)味の感じ方は人によって違う
	-食味の味を話すときに食い違いが生じやすい
     d)味覚センサの開発と展開
	-1989:味覚センサ特許出願(日、米、英、仏、独)
	-味を図る
     e)九大発ベンチャー
	-insent 味香り研究所
     f)舌が味覚を電気信号に変換し脳へ伝達。これをシステム化。
	-麦茶+牛乳+砂糖=コーヒー牛乳 -> 味覚センサーでほぼ同じ!
	-味覚センサの応用 ->匂いセンサー
     g)ハイブリッドレシピ(飛鳥新社)
	-三ツ矢サイダー+麦茶=ビール etc.
     h)匂いセンサーロボット
	-現在:人間と同等
	-将来:犬(人間の100万倍)以上
	-匂い専用センサーではなく一般センサーを使用
     i)食中毒細菌/ウイルスセンサ
	-大腸菌、大腸菌群
	-主要食中毒菌(サルモネラ、病原大腸菌O157)
	-ウイルス ・・・抗原・抗体反応
     j)従来:サンプル->培養(一日以上)
     k)SPR(表面プラズモン共鳴)センサの検出原理
	-センサチップ仕様
     l)09/5/25プレスリリース
	-7,8月に事業化・連携に向け、数社と折衝中
	-sPRバイオセンサ:PC +遠心分離機、等が必要が少々欠点
     m)SPR課題
	-全自動化に適した前処理改良
	-フローセル改良型
	-検出チップ
     n)残留農薬センサの開発
	-H18/5/29改正食品衛生法施行
	-簡易迅速なスクリーニング法による検出法の開発が望まれている
	-味覚センサによる検出ー>登録の農薬の70%を検出
     o)異臭悪臭センサの開発
	-簡単に自分で健康チェック
	-疾病による体臭の変化、を利用
     p)異臭悪臭センサの開発 背景
	-測定対象:呼気中の一般的バイオガス(種類膨大、濃度低い、反応性低い)
	-センサ目標:高感度、低検出下限、迅速な応答、可逆
     q)バイオガスセンサ(呼気中の異臭悪臭)検知システムの開発 H21年度
     r)社会の安全、食品の安全、環境の安全
   Q.計画性の重要性を強調されたが、味覚センサーに要した20年も計画的か?
     A.20年前はいろいろとやった。味覚センサーはその一つ。
       10年前に考えて、今の体制と計画を作り上げた。
 [所感]
 (10)  3つのテーマもっているが、各研究の完成、事業化の計画を
  最初から立てている、何事も計画的にすべき、との纏め。
  味覚センサー応用で匂いもあるのでは、と考えたが、匂いセンサー
  に限らず多種の応用版が実現されており、熱意あふれる語り口もあり
  内容的に圧倒された。
  「世の中に役に立たない研究はダメ」の一言も印象的。

 11) 交流会(ウェスト2号館2階ホール)[18:00〜19:30]


 [全体所感]
 (11)  50-60人の参加規模であったが、「世界最新」の技術、単なる理論だけではない
  事業化を目指した研究が多く、各講演者の熱意もあふれ、活気あるセミナーであった。
  "社会人博士課程スクーリング"とあったが、社会人博士課程の参加者は少ないよう
  であった。学生からの質問が少なかったのは残念に感じたが、講演者に押されたの
  かもしれない。
 (12) 実証実験、企業連携、将来の事業化等、大学の研究室という閉じた世界ではなく、
  研究も産学連携が当然であり、前提条件のひとつ、というトレンドを感じた。
 (13) 情報セキュリティ分野の話がないことは予想通りであったが、
  研究への考え方や視点、各講演者の経験等の中に得るべきものがあった。
 (14) 参加の機会を与えていただいたことに、感謝致します。


以上
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