PQC

第2研究室 > 学会/セミナー報告 > PQC
【会議名】The Second international Workshop on Post-Quantum Cryptography (PQCrypto 2008)
【日程】2008年10月17日(金)〜10月19日(日)
【場所】シンシナティ大学(アメリカ合衆国・オハイオ州)

参加者:40〜50人程度 

以下 講演内容の概略

B-Y. Yang, ``Fast Implementation of XL" (invited),
連立二次多項式方程式の解法のひとつであるXLアルゴリズムの歴史的な背景と,
その何通りかの改良について。

J. Buchmann, ``Opening talk Post Quantum Cryptography", 
開幕の挨拶.PQCに関する著作が出るらしい.

G. Smith,``Quantum Computer" (invited),
量子コンピューターについて.物理的な背景から、最近の研究の進展についてなど.

D. Bernstein, ``A brief survey of Post-Quantum Cryptography" (invited), 
量子計算機の提案以前の古典的な(?)公開鍵暗号方式と、それ以後行われてきた
量子計算機に耐性をもつ暗号方式に関する話。タイトルのとおり、サーベイ。 

D. Bernstein, T. Lange and C. Peters, 
``Attacking and defending the McEliece cryptosystem", 
McEliece暗号に対するSternの攻撃法の改良と、既存の攻撃法に対してそれなりの
安全性をもつMcElice, Niederreiter暗号方式のパラメータのとり方について。
コードの取り方を変えると、鍵サイズを小さくすることができるとのこと。

B. Biswas and N. Sendrier, 
``McElice cryptosystem implementation: theory and practice", 
McElice暗号方式の改良について。暗号方式の理論的な議論と、それを基にした
実践的な改良法について。

C.A. Melchor, P.L. Cayrel and P. Gaborit,
``A New Efficient Threshold Ring Signature Scheme based on Coding Theory", 
Threshould Ring Signature Scheme の改良について。Sternが符号を使って
構成した認証方式の一般化.効率性の向上が目的。実際に、他の数論的な
方式よりも速いとのこと。

F. Strenzke, H.G. Molter, R. Overbeck, A. Shoufan and E. Tews,
``Side Channels in the McEliece PKC", 
タイトルのとおり、McEliceに対するサイドチャンネル攻撃について。

J. Baena, C. Clough and J. Ding,
``Square-Vinegar Signature Scheme", 
HFEV-の改良を行った。効率性がよくなったとのこと。
F4に対する耐性も十分。

A.I.T. Chen, C.H.O. Chen, M.S. Chen, C.M. Cheng and B.Y. Yang, 
``Practical-Sized Instances of Multivariate PKCs: Rainbow, and $\ell$IC-derivatives",
多変数多項式暗号系のいくつかの具体例に対して、それに対する攻撃法や、
効率性などがまとめられている。 

J. Buchmann, E. Dahmen and M. Schneider,
``Merkle tree traversal revisited", 
Merkle 署名方式に関する新しいアルゴリズムの提案。
既存のものと比べると、worst case の計算量がよくなったとのこと。

D. Micciancio, ``Lattice Based Cryptography" (invited), 
格子の最短・最近ベクトル問題を基にしたLattice Based Cryptography
に関する概説的な講演。暗号方式の作り方や攻撃法、応用など。

R. Fujita, K. Tadaki and S. Tsujii, 
``Nonlinear Piece In Hand Perturbation Vector Method for Enhancing Security 
of Multivariate Public Key Cryptosystems",
多変数多項式方程式の改良としての非線形摂動ベクトル持駒方式について。
方程式のランダム性を増すために、ランダムパラメータなどをたくさん
加えたもの。

J. Ding and J. Wagner, 
``Cryptanalysis of Rational Multivariate Public Key Cryptosystems", 
1989年に辻井らによって提案された、有理方程式を使った暗号方式の解読法。
もともと、日本語でしか発表されていなかったため、広く知られていなかったが、
最近知られるようになったとのこと。  

C. Portmann and A. Kawachi,
``On the power of quantum encryption keys", 
量子暗号の性能について。物理に関する技術的な話が主だったが、要するに、
量子暗号は今のところ(実現できたとしても)古典的なものと比べて、
効率的なものではない、とのこと。

 
以上

ページトップへ戻る

Copyright © 2006 Institute of Systems & Information Technologies/KYUSHU. All Rights Reserved.