学会・講演会等参加報告

参加者名

高橋健一

所属

2研究室

学会・講演会等名称

IEEE International Symposium on Multimedia

IEEE International Workshop on Multimedia Information Processing and Retrieval

IEEE International Workshop on Multimedia Technologies over Wireless Networks

IEEE International Workshop on Security and Pervasive Multimedia Environments

日時

平成171212日(月)〜平成171214日(水)

場所

IrvineCaliforniaUSA

 

IEEE International Symposium on MultimediaISM2005)はマルチメディア関連の研究のための国際会議であり,IEEE International Workshop on Multimedia Information Processing and RetrievalMIRP2005),IEEE International Workshop on Multimedia Technologies over Wireless NetworksWMoW2005),IEEE International Workshop on Security and Pervasive Multimedia EnvironmentsMultiSec2005)の3つのワークショップを伴って開催された.本国際会議に参加することにより,マルチメディア関連の最新の研究成果,特にセキュリティに関する研究成果を聴講することができた.また,JST国際共同プロジェクトの共同研究者であるAlex Zhaoyu Liu氏も同会議に参加しており,今後の研究計画について議論することができた.

報告事項

u      全体概要

ISM2005では10件のキーノートスピーチと58件の論文発表が行われた.会議は3つのパラレルセッションで計20のセッションが設けられて行われた.この内,ISM2005自身には14のセッションが,MIRP2005には3つのセッションが,WMoW2005には1つのセッションが,MultiSec2005には2つのセッションが割り当てられていた.ISM2005には約130編の論文が投稿され,58件の論文が採録された.採録率は約43%であった.参加者は約90名程であった.

 

会議が開催されたホテル(左)と会場案内(右)

 

u      聴講概要報告

Who are you? The key to Secure Computing

B. D. Roberts

ネットワーク上に存在する脅威の数や攻撃者数,攻撃数等の動向についての解説,および,その対応策としてのセキュリティ技術についての紹介があった.特に通信相手を確かめる仕組みが重要であることを強調していた.

 

On Controlling Digital TV Self-Top-Box by Mobile Devices via IP Network

C. Lin, M. Chen

外出先からデジタルTVの操作をできるようにするためのシステムを,Multimedia Home Platform (MHP)を使って開発したことを報告している.

 

Context-aware Multimedia Provisioning for Pervasive Games

D. Linner, F. Kirsch, I. Radusch, S. Steglich

パーバシブコンピュータ時代のゲームとしてどのようなものが考えられるかを考察している.本発表では,ユーザの位置を考慮に入れたゲームやユーザがいたるところに存在することを仮定したゲームがパーバシブコンピュータ時代のゲームの利点であり,それらの利点を生かした(RPG)ゲームのストーリーについて報告していた.

 

Tommor's Needs - Yesterday's

Raymond Raul

今後計算機にどのような技術が必要になってくるか,以前は何が必要とされていたかを紹介し,結論として今後の計算機にはSoAが必要不可欠なものになるだろうということを議論していた.

 

Differencing Worm Flows and Normal Flows for Automatic Generation of Worm Signature

K. Simkhada, T. Tsunoda, Y. Waizumi, Y. Nemoto

ワームのペイロードから亜種のワームを自動検出する方法を提案している.具体的には,ワームの動作を解析し,一般的なプログラムの動作と比較することによって,そのプログラムがワームかどうかを判断している.

 

Visitor Access Management in Personal Wireless Networks

N. Asokan, S. Moloney, P. Ginzboorg, P. Ginzboorg

Wireless Networkにアクセスするときに通信相手が誰か確認することが必要である.そこで,鍵を通信相手と直接交換することで相手を誰か確認する仕組みを提案している.

 

Automatically Generating User Interfaces for Device Federations

E. Braun and M. Muhlhauser

Mobile Deviceは持ち歩き易いが操作性が悪いといった欠点がある.この欠点を補うために,モバイルデバイスとPublicデバイス(街頭にある端末など)を連携させるための仕組みが必要である.このことを実現するために,デバイスに非依存のインタフェース記述言語Device-specific UIを提案している.

 

Distributed User Interface Elements to support Smart Interaction Spaces

K. Luyten and K. Coninx

画面表示のためのモバイルエージェントが,ユーザデバイスやPublicデバイスを移動することで,好きなデバイスをディスプレイに使ったり,デバイス間で双方向に何か操作をするためのシステムを提案し実験している.

 

Securing Spontaneous Communications in Wireless Pervasive Computing Environments

D. Shin

UbiCode2次元バーコード)にPublic Keyを埋め込み,それをカメラで取って利用することを提案している.日本でQRコードが開発されているので,UbiCodeといったものを独自開発するのではなく,それを使った方がよいのではないかというコメントがあった.

 

A Graphical Simulation System for Modeling and Analysis of Sensor Networks

Y. Luo, J. Tsai

Formal Modeling技術ではモバイルや位置情報などの動的な変化を伴うシステムを記述するための利用できないので,このこと考慮したFormal Modeling LanguageSTPMを提案している.

 

ADAPT (Multi-Channel Adaptation Framework for Single-Authored Services)

B. Mrohs, S. Steglich, I. Radusch

サービスインタフェースを記述するためのものとしてGUIML: Markup Language for Generic User Interactionを提案している.GUIMLからWMLVoiceMLHTMLなどに変換することでアダプティブなインターフェースを実現できると主張している.