ノースカロライナ大学シャーロット校訪問

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訪問日:2006年9月5-29日
訪問者:高橋健一(ISIT)
訪問先:Secure Infrastructure & Networking Group研究室(Alex Zhaoyu Liu先生の研究室)

※本合同会議は、科学技術振興機構(JST)の戦略的国際科学技術協力推進事業の支援を受けて行いました。

【概要】
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ノースカロライナ大学シャーロット校(UNCC),Alex Zhaoyu Liu先生の研究室に訪問し,
共同研究するにあたり,どのようなフレームワークがよいかを議論した.

・Alex先生の現在の研究
  MiddlewareのサポートによるUser Identification,Privacy Protectorに関する研究.
  主な研究室のメンバーは,博士課程の学生一名(Dichao Peng)
  ※ MiddlewareはOSのようなものを表すのではなく,MediatorやFacilitatorの存在に近い.

  User Identification
    Middlewareがユーザの行動を記録し,そこからユーザを識別するための研究.
    例え,同じユーザが違う場所から,違う機器を用いて,違うIDでアクセス(ログイン)してきた
    としても,そのユーザを特定し,以前に悪意を働いたユーザを排除することが目的.
    ユーザの行動の例として,接続ポートやプロトコル,ログイン時間などを利用することを考えているとのこと.

  Privacy Protector
    Middlewareがユーザの情報を選別し,必要な情報だけをしサービスプロバイダに渡すための研究.
    例えば,ユーザがプリンタを利用しようとした場合,ユーザがプリンタ側に提供しなければならない情報は,
    プリントする内容,プリンタ利用権の有無だけであり,他のユーザの名前やメールアドレスなどは渡す必要がない.
    このため,Middlewareがプリンタに渡す情報を取捨選択できるようにサポートすることを目指している.

・訪問結果
  Alex先生のMiddlewareの研究と高橋のTrusted Programの研究を統合したフレームワークに以下の仮定の下で合意.
    ユーザはPDAのような計算資源が乏しい機器を利用を仮定.
      → Middlewareが計算をサポート.
    サービス提供者はサービスをMiddlewareに登録しMiddlewareがサービス提供者の代わりにユーザの情報を利用
      → 個々のサービス提供者より,おそらくMiddlewareの方がユーザはより信頼可能と仮定.
         例えば,サービス提供者が大学の先生なら,Middlewareが大学を意味する.一般に個々の大学の先生を
         信頼することより,大学自身を信頼することの方がユーザにとって容易だと思われる.


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